IHIステージアラウンドTOKYO
めちゃくちゃ話がシンプル。
舞台は長ければいいというもんじゃないと他の植木豪演出の舞台で実感していたけれどこの内容の薄さでライブパートとか入れるならもっとキャラを深めたりして面白く出来なかったのか？と思った。
同世代の俳優が沢山出る舞台なのでキャラ付けは濃いめの方がメリハリが効いていいと思う。囚人になる少年たちが割と大人数なのにみんなあまり特徴がなくて惜しい感じ。
この子はちょっと他と違うかも？と思ったキャラも懲罰房の鍵を盗んでくるというエピソードがサラッと終わってしまってなんか…もっとそこが知りたいのに！と思った。
まあ多分エンタメ、ショーのような舞台を作りたかったのだろうから話は二の次でいいのかなとは思ったけれどそれにしては個人的にあまり印象に残る曲がなかったのは残念。まあ曲については人それぞれだとは思うけどもっとヒプステのOPや進撃のラストの曲みたいにもう一度聴きたい！と思わせるようなテーマソングがあればなあと思った。
ただセットの転換に暗転が要らないステージアラウンドと植木豪の観客に息をつかせない演出はすごくマッチしていてよかった。監獄の大きいセットなんかは迫力があったし、リアルタイム映像とダンスを組み合わせた演出とかいつも新しいかっこいい演出を見せようとしてくれるのが嬉しくなる。
