■SPY×FAMILY

鑑賞日:2023/3/13(帝国劇場)、5/21(配信)

 


この舞台の好きなところは演出がアニメ準拠じゃなくてかなり原作寄りなところ モノローグの演出が漫画そのままだったのに「漫画」原作の舞台を感じたしアニメだと渋めのモノローグでテンポを掴んでいくのが特徴的だったので。
あとユーリが持ってくる花束が白いのもよかった。アニメで赤い薔薇の花束になってるのもあれはあれで流血の表現と合わせた演出でめちゃくちゃ好きだったけど。
アニメ漫画原作オタク(私のこと)にありがちなこうじゃなきゃヤダ!ってなるわけじゃなくてこっちもいいしこっちもいいね〜て思える例でよかった。
ただ本当にずっと原作をなぞっている感じだったので舞台ならではの脚本みたいなものが感じられなかったのは強いて言えば少し残念だったかも。
多数派ではないかもしれないけど原作が面白い作品ってアニメ化にしても舞台化にしても面白いのは当然なのでなんかもう少し舞台でしか出来ない物語が見たかったような気もする。

内容のことに触れようと思うとアーニャが可愛すぎてアーニャ可愛い以外なかなか出てこなくなるんだけどとにかくアーニャが可愛すぎる。
舞台が始まってアーニャが登場して初めてセンターでアーニャがピーナッツが好きなことを教えてくれる歌とダンスが始まるともう 可愛すぎて泣いた。
大千秋楽の挨拶では可愛すぎて涙が止まらなかった。こんなに可愛すぎて泣くってことあるんだ…って思った。

まあとにかくセットが可愛くて豪華で、気合いを入れて作ったミュージカルなんだというのがひしひしと伝わってきてとってもよかった。セットも小物とか全〜部原作のそのまま!って感じで、ストーリーもずっと愉快でよかった。
岡宮来夢くんがお客さんに子供が多かったからこの舞台がミュージカルを好きになるきっかけになったらいいなって言ってたけど本当にそう!と思ったし私が見に行った時も平日の夜公演で遅い時間だったのにすごく子供が多くて驚いた。
子供もだけど夫婦(家族?)で来てる人が多かったのと美玲ちゃんの回だったのでおそらくファンである男性も多く見えたし客層が本当に老若男女って感じで面白かった!客席の反応もいつもより大きく聞こえて、千秋楽のコメントでアーニャの子が笑ってもらえると嬉しかったって言ってたけど客席側からステージ上の人間に喜びを与えることってあるんだなあとしみじみ思ったりした。

2023年、帝劇で漫画原作のオリジナル舞台が立て続けに上演されて嬉しい。これからもSPY×FAMILYみたいな舞台がいっぱい出来るといいな〜!楽しみ

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